皆さんは、「共感的理解」って知っていますか??
共感的理解とは……….
相手の話を、相手の立場になって、相手の気持ちに共感しながら理解しようとすること。
なんです。
例えば、町のJKたちがよく言う「わかるー!」っていうのは、共感的理解ではないということです。
共感はしているでしょうが、理解までは行っていないんです。
ただの共感は、
A「〇〇くんかっこいいよねー?」
B「わかるー!」
なんですが、
共感的理解は、
A「〇〇くんかっこいいよねー?」
B「わかるー!」
「どこがかっこいい?」
A「顔とスタイルかなー」
B「確かに!」
「私は、スポーツしてる時の〇〇くんがかっこいいと思うなー」
A「確かにねー!」
これが共感的理解です。
「〇〇君かっこいいよねー」だけじゃ情報不足なんです。
「わかるー」って言った時に、お互いに思っていることが違う場合があればそれはただの共感になってしまうんです。
これは、日常会話でもそうですが、
家庭内でも、仕事先でもとても大切になってきます。
自分が思っていることとや、してもらいたいっことが、相手と共感して理解し合えているかで、コミュニケーションがうまくいくか、トラブルになるかで大きく変わります。
例:夫婦での会話
妻「今日は仕事から早く帰ってきてね。」
頭の中「今日は娘の誕生日会だからね。」
夫「わかった。」
頭の中「今日はなんかあったっけな?」
仕事先で先輩に飲みに行こうと誘われ、妻に連絡しないまま行ってしまう。
妻は、夫に電話をかけても出ない。
そして夜中に夫が帰ってきた。
妻「早く帰ってきてって言ったよね?」
夫「先輩に誘われたんだからしょうがないだろ?」
妻「今日は娘の誕生日会をしようと思っていたのに!!」
夫「それは忘れてた!」
「それならそうと言ってくれればよかったじゃなか!」
「それを言ってくれてたら帰ってきたのに!」
妻「娘の誕生日ぐらい覚えててよ!」
夫「最近仕事が忙しくて、忘れてしまってたんだよ!」
こんなふうに、相手が思っていることと、自分が思っていることにズレがある場合、そのままにしておくと、何かトラブルの元になることもあります。
自己啓発本 ランキング「妻(夫)は俺のことを理解してくれている。」
「言わなくても意思疎通できているもんね。」
この考えが一番危ないんです。
人はそれぞれ違います。
心もコロコロ変わります。
人間関係やコミュニケーションで悩んでいる人がいれば、この考え方はすぐに捨ててください。
相手の考えや思っていることを聞き出すことが大切です。
聞き出すことで、相手を理解し、共感して素直に動くことができます。
さっきの夫婦の会話に共感的理解を入れてみると、
妻「今日は早く帰ってきてね。」
夫「今日はなんかあったっけ?」(共感的理解)
妻「もう!今日は娘の誕生日でしょ?」
夫「そうだった!」
「わかった!すぐに帰ってくるね!」
妻「うん!待ってるね!」
夫婦の会話はこれだけ変わります!
相手の思っていることを言葉なしで察知するのはとても困難なことです。
自分が思っていること、考えていることは、話さないと伝わりません。
「多分こう思っているだろうなー」「これしといたら喜ぶだろうなー」
で動いてしまうと、仕事先でも家庭内でも、トラブルの原因になります。
そうならないためにも、「共感的理解」これを意識して過ごしていきましょうね!!
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