皆さんは、人に尽くす人生を経験したことがありますか??
僕は、2018〜2022の4年間寮の職員として学生のために勤めてきました。
この4年間は、長いようで短い4年間でした。
たくさんいろんなことを経験できた4年間だったと思います。
この4年間で学んだことを4つ紹介したいと思います。
人に教える難しさ
人に教える難しさって尋常じゃないんです。
特に入寮当初は中学生から上がってきたての子達相手に教えるんです。
寮のルール、寮の動きや手続き、先輩に対しての礼儀、勤め先の方への礼儀、目上の方への礼儀、それぞれの言葉遣い、生活力(洗濯機の使い方)など、
寮に入るまで親に頼り切りだった子達が、1人でなんでもしなければなりません。
僕も経験しましたが、それってとても不安で難しくて大変なことなんです。
そんな子達に教えるのは大変でした。
特に今の子達は、スマホを持っています。
SNSでのやり取りは得意かもしれませんが、リアルでの気持ちの表現が苦手な子が多いように感じます。
そんな中での指導は苦労する面もありましたが、僕の貴重な経験となりました。
人に尽くす楽しさ
こうしてあげたい、ああしてあげたいっていう気持ちがものすごく湧くんです!
学生の喜ぶ姿、楽しんでいる姿を想像するだけで僕自身も喜べたし、楽しめたし、幸せを感じることがよくありました。
2年前からコロナの影響でしてあげたいことができなくなったことが多くありました。
思春期の子達が修学旅行にも行けず、いろんな行事も中止になり、我慢させることが多くありましたが、何も文句を言わず、広い心で「三村幹事さんも大変ですね。」って言ってくれた時には本当に心にグッとくるものがありました。
物や行事だけでなく、心を尽くすことで学生が答えてくれたんだと思っています。
学生の広い心に感謝してます。
人を叱る苦しさ
寮の職員として、いいことをすれば褒める、悪いことをすれば叱ってあげないといけません。
人を叱ることが本当に大変でした。かなりの体力を消費するんです。
叱った後は気分が落ち込んで何もやる気になりません。
それだけ本気で叱るんです。
学生が泣き出すこともよくありました。
今まで、叱られることがあまりなかったのかもしれません。
寮のルールを破ることや、人としてしてはいけないこと、たくさんのことで叱りました。
どう話をすれば伝わるのか、納得するのか、それをものすごく考えながら話をするということがめちゃくちゃ体力を使うんです。
間違った方向に行かないようにその子に合った道を作ってあげる。
そうすることで僕の話が伝わり、納得してくれるようになりました。
そのおかげもあり、「三村幹事さんだけが俺らの気持ちを理解してくれてる。」とまで言ってくれるようにまでなりました。
間違ったことをした時は、なぜそんなことをしたのか話を聞き、理解し、それを認め、他の考え方も提供することで、納得し、理解をしてもらえて、お互いに気持ちよくその場が治ります。
人を叱れるぐらいの知識を得たり、経験をしないといけません。
それは、自分の時間でどれだけ学生のことを考えることができるかなんだと思っています。
このブログも、話や相手にどう伝わるかを自分なりに勉強し、アウトプットをすることで学生のためにもなりました。
それだけ自分磨きが大切なんです。
人の成長の速さ
人って、成長するスピードがめちゃくちゃ速いんです。
10代だからっていうのもあるかもしれませんが、すごいんです!
「1年生の時はあんなんで、こんなんやったのに、4年生になったらこんなんなってんの??」
っていうぐらい成長するんです。
ここの学校は、上下関係も厳しく、昼間は仕事をし、夜学校で勉強をして、その後部活という超ハードスケジュールなんです。
大人との関わりもあるし、自分の体力のことも考えながら勉強に励み、部活をしています。
その中で頭を使い、言葉を使うからこそ成長するんです。
ここを卒業していく学生は、人として素晴らしいです。
気を遣える、人の立場になって物事を考えることができる、考えるということを諦めない。
素晴らしいです。
そんな学生と共に僕もこの4年間いろんなことに挑戦し成長させていただきました。
最後に……
僕は、10年間天理でたくさんのことを学びました。
高校生活4年間、専修科生活2年間、母校の寮職員4年間で人として変わることができ、学ぶことができ、この蓄えた力をこれから地元に帰って放出します!!
それが楽しみで仕方がないんです!!!
卒業生のみんな4年間ありがとう!
共に過ごした4年間は最高でした!!!
今までは、職員と学生という立場でしたが、次は社会人という同じ立場です!
お互いにいろんなところで活躍できるように顔晴りましょう!!
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