皆さんは、「オアシスの老人」という話をご存知ですか??
今回は、「オアシスの老人」の話に基づいて話をしていきたいと思います。
オアシスの老人
二つの大きな町に挟まれたオアシスに、1人の老人が座っていた。
通りかかった男が老人を尋ねた。
「これから隣の町に行くのですが、この先の町はどんな町ですか?」
老人はこれに答えずにいた。
「今までいた町はお前にとってどんな町だった?」
男はしかめっ面をして言う。
「タチの悪い人間が多くて、汚い町ですよ。だから隣の町に行ってみようと思ったんです。」
老人はこう答えた。
「お前がそう思っているなら隣の町もタチの悪い人間が多い汚い町だろうよ。」
しばらくすると、さっきの男がきたのと同じ町から別の男がやってきた。
その男はさっきの男と同じように老人に尋ねた。
「これから隣の町に行くのですが、この先の町はどんな町ですか?」
老人はこれに答えずに聞いた。
「今までいた町はお前にとってどんな町だった?」
男はにこやかに答えた。
「親切な人が多くて、きれいな町です。」
老人はこれを聞いてこう言った。
「なるほど、お前がそう言うなら、隣の町も親切な人が多いきれいな町だよ。」
こんな内容なんです。
この話を聞いてどう感じましたか??
この話の内容からは、いろんなことを感じ取れると思いますが、
今回は、物事の受け取り方についてです。
同じ町に住んでいても、感じ方が全く違うことがわかる話でしたが、
皆さんはどうでしょう??
普段の生活でも、苦しいと思う人もいれば、楽しいと思う人もいる。
職場の仲間に対しても、「あいつはダメなやつだ。」と思う人もいれば、
「あの人は本当にいい人だ。」と思う人もいる。
僕も含めて今の若者は、なんでも環境のせいにしてしまう傾向があります。
自分の心が狭いこと、器の小さいことを棚に上げて、なんでも何かのせいにしてしまうことってよくあることだと思うんです。
人によって感じ方や見え方が違いますが、できるだけポジティブに捉えることができれば、さらに幸福度が上がると思うんですね。
受け取り方については、自分の心が変わらないとどんな場所に行っても同じ思いをするということです。
会社の上司に叱られたとして、同じ人に同じ怒られ方をしても、
「わがままな人でこの人の下につくのはもう嫌だ!」と思う人もいれば、
「僕の成長のためにここまでエネルギーを使って叱ってくれているんだ。ありがたい。」
と思うのかでも大きく違ってきますよね??
「環境を変えれば必ず自分も変われる!」と思っている人もいるかもしれませんが、結局は中身です。
心が肝心になってきます。
受け取り上手な人はどこに行ってもうまくいきます。
辛いと感じないでしょう。なんでも「ありがたい。」と感じることができる人です。
皆さんはどうですか??
どこに行っても喜べる人ですか??
それとも、不平不満だらけの人ですか??
お互いに受け取り上手になって、少しでも幸せと感じることが増えれば良いですね!!
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