皆さんには傷痕がありますか??
僕は庭師をしているときに鋏を手から落としてしまい、右足の甲に刺さった傷が9年経った今でも残っています。
「もう少しずれていたら指が動かなくなっていたよ。」と医者に言われた記憶が残っています。(笑)
この傷跡っていうのは、自分の心遣いを正してくれたり、自分の信念を貫く力になってくれたりします。
天理教の教祖のこんなお話があります。
すっきり救けてもらうよりは、少しぐらい残っている方が、前生のいんねんもよく悟れるし、いつまでも忘れなくて、それが本当のたすかりやで。人、皆、すっきり救かる事ばかり願うが、真実救かる理が大事やで。
と言われています。
このように傷が残っているから、その時の自分自身の心遣いを思い出し自分を改めることができるんだと思います。
すっきりきれいに跡がなくなることは嬉しいことではありますが、同じ心遣いをしてしまう可能性があり、また苦しむことになるんです。
傷痕が残ることを恨むのではなく、これからも自分の心を改める印ができたんだ。と思ってその傷と向き合っていくことが大切だと思うんです。
そして、自分の信念を貫く力にもなります。
有名なアニメに例えると、
ワンピースの麦わらの一味の2番手「海賊狩りのゾロ」の身体の傷です。
世界最強の剣豪「鷹の目のミホーク」につけられたゾロは、自分が世界最強になるまで『負けない』という誓いを主人公のルフィに立てました。
今現在の時点で負けていません。(すごい!!!)
そして、るろうに剣心の主人公抜刀斎こと「緋村剣心」の頬の傷です。
この傷はある夫婦に付けられた傷ですが、これをきっかけに「不殺の誓い」を立てることになったんです。
この残った傷というのは、醜いとか、かわいそうとか、周りの人からいろんな目で見られて、辛くなることもあるでしょう。
でも、一番大切なのは、自分自身がその傷のことをどのように捉えるかが大切なんです。
周りの目なんて気にしてはいけません。
自分のことを律することができるなら「ありがたい傷なんだな。」でいいですし、
この傷のおかげで、自分を見失わずにここまで来れた。と思うなら感謝をすればいんです。
この世の中に意味の無いものなんてありません。
自分で意味を見出していくことが大切です。
お互いに、その傷と一緒に向き合って信念を貫いていけるように顔晴りましょう!!!
コメント