皆さんは、親を大切にしていますか???
僕は、親が大嫌いでした。
なぜなら中学生の時は思春期で、親のする事なす事全てに苛立ち、反抗ばかりしてい宝です。
頭の病気が原因で短気な父にイライラしてしまったり、僕のことと思って言ってくれている母にもなぜか腹を立ててしまったりしました。
親の言うことを聞かずに、友達の家に遊びに行ってほとんど家にいることが少なくなったんですね。
本当に今思えば最低な息子でした。
でも、高校に進学して、親元を離れて寮生活していると、親がいてくれることのありがたさが身にしみて感じました。
それまでに気づけよ!!って話なんですけどね。(笑)
親を大切に
僕が本当に親を大事にしないといけないな!!って思わされた本の一文を紹介しますね。
種無しでは植物は生えません。種のない木はありません。
土台のない家はありません。親のない子はありません。
元があって先がある。
新しいものは古いものから生まれる。
たとえ目には見えなくとも、見た目は頼りなくても、
根を、種を、親をないがしろにはできません。
根を粗末にしては樹木は栄えず、親を邪魔にして理の道は立ちません。
自分が老いた時、子供から優しくしてもらえる種は、あなたの今の親孝行です。
このように書かれていてとても心に沁みたんです。
そして、天理教では里親をしている教会がたくさんありますが、
それでも足りないぐらい、親と暮らせない子供達がかなり多いんです。
厚生労働省の発表では約47、000人いて、
里親で育てられている子供たちはこれの約15%だといいます。
家庭的な環境で育てられることが子供の権利であるにもかかわらず、
日本ではなかなかそれが守られていません。
「そんな子供達が実の親のいない子供たちがどうやって親を大切にすればいいんだ!!!!」って
思う方もおられるかもしれません。
そういうときは、育ててもらった里親の人や、
自分に力を貸してくれる親のような家族のような存在の人を大切にすればいいんだと思うんです。
これを考えた時に、人は木と似てるなーって思ったんです。
人は木のようなもの
僕は庭師をしていたので、盆栽などを育てるときに、「挿し木」をするんです。
「挿し木」っていうのは、似ている別の植物にまた別の植物を挿して育てるという技法なんです。
例えば、この写真のように黒松の根と茎のところに五葉松を刺して育てれば、
病気になりにくい木になったりと良い効果が得られるんです。
こういうふうに人でも同じことが言えるんじゃないか?って思ったんですね。
僕の友達にも里親のところで住んでいる子がいますが、本当に優しいんです。
もちろん僕らにもそうですが、特に兄弟にめちゃくちゃ優しいんです。
挿し木をした木のようにこの子は本当に強い子なんだな!って思いました。
実際、必ずしも親がいてくれるわけでもありませんし、いついなくなってもおかしくありません。
その時その時に自分に見合った「親」がいてくれるんだろうなって思います。
それは、実の親、育ての親、里親、理の親。
色々ありますが、そういう親と名のつく人、親や家族同然の人を幸せにすることで、
自分は成長し、神様が喜んで、幸せにしてあげた分自分も幸せにしてもらえるのだと思います。
なかなか難しい話だと思いますが、「親」を大切に過ごしたいものです。
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